ランキングの計算方法
学校の規模も、過去のタイトルも見ていません。公式戦の勝敗だけで各校の実力を数値化しています。
「高校サッカー部ランキング<東京>」は、東京都内の高校サッカー部の強さを、 国際サッカー連盟(FIFA)が採用するワールドランキングの考え方(Eloレーティングの応用)に則り、 公式戦の戦績だけをもとに客観的に算出・公開するサイトです。単年度(その年の勝敗)と 累計(総合力)の2つの視点で強さを示します。
■ ポイント計算方式
期待値(We)は、対戦前の両チームのポイント差(B込み)から求める「勝つ見込み」です。 ポイントが高いチームほど勝つ見込みが大きく、格上に勝てば大きく増え、格下に負ければ大きく減ります。 D はこのポイント差を勝つ見込みに換算するための係数です。
■ ランキング初期ポイントとリーグ加点(B)について
リーグカテゴリーのレベル差は、初期ポイントによって付けています。計算開始年度である2025年度、各チームの初期ポイントは基礎点1500+リーグ加点(B)です。 リーグ加点(B)は、リーグをまたいで行われた対戦(307試合)の勝敗をもとに、 リーグ間の力の差を統計的に割り出して定めています。 この値は2025年度時点で確定させた固定値であり、以後は試合データが増えても変更しません。 Bを後から動かすと、すでに積み上がった各校のポイントが遡って変わってしまうためです。
| 所属リーグ | 加点(B) | 初期ポイント(基礎点1500+B) |
|---|---|---|
| 基礎点(共通) | ー | 1500 |
| プレミアリーグ | 750 | 2250 |
| プリンス1部 | 640 | 2140 |
| プリンス2部 | 540 | 2040 |
| T1リーグ | 430 | 1930 |
| T2リーグ | 340 | 1840 |
| T3リーグ | 210 | 1710 |
| T4リーグ | 130 | 1630 |
| T5リーグ | 0 | 1500 |
| 地区リーグ(参加校) | -200 | 1300 |
| 地区リーグ不参加校 | -450 | 1050 |
Tリーグに所属しない地区所属校は、地区リーグ(各地区のユースリーグ・NSリーグ等)に参加しているかどうかで2段階に分けています。 値は、予選で行われた地区所属校とTリーグ校の対戦実績から統計的に算出したものです (地区リーグ参加校の推定値は約-200、不参加校は8試合すべてが敗戦・平均スコア0-21で、少なくとも-450以上の差が確認されました)。
■ 「年度」の区切りについて
当サイトの1年度は、前年11月に始まる新人戦から、リーグ戦・総体を経て、翌年1月の選手権本戦までです。 学校の年度(4月〜3月)とは区切りが異なります。
高校サッカーでは、翌春に3年生になる選手が11月の新人戦から新チームの主力として戦い始めます。 そこから同じ世代で1年を戦い抜き、選手権で引退する——このチームの世代のひとまわりを 1年度としたほうが、そのチームの強さを正しく表せると考えているためです。
たとえば2026年度は、2025年11月の新人戦に始まり、2026年のTリーグ・総体・選手権予選を経て、 2026年12月〜2027年1月の選手権本戦で終わります。 年をまたぐ大会が年度の両端に2つあるため、開催日だけでは年度を判断できません。
※ 新人戦は東京都高体連の資料では開催時点の学校年度で「2025年度新人戦」などと呼ばれますが、 当サイトではその翌年度(この例では2026年度)の試合として扱います。
■ 順位の決め方(単年度と累計)
トップページの順位は現在ポイント(初期ポイント+これまでの勝敗PTの合計)の降順で決定します。 表示している数値が、そのまま順位の基準です。
各チームのページに載っている単年度順位は、初期ポイントを含めず、 その年の試合で得た「勝敗PT」の合計だけで決めています。 つまり単年度の順位は、所属リーグの格に関係なく、その年にピッチ上でどれだけ勝ち星を積み重ねたかだけを比べるものです。
■ 結果係数(W)
| 勝敗 | 係数(W) |
|---|---|
| 勝 | 1 |
| PK勝 | 0.75 |
| 分・PK負 | 0.5 |
| 負 | 0 |
■ 計算対象試合と試合の重要度変数
計算する対象は下記のリーグと大会および予選です。 試合の格が高いほど、1試合でのポイントの動きが大きくなります(FIFAランキングと同じ考え方です)。
| 試合種類 | 重要度(I) |
|---|---|
| 全国大会本戦(選手権・総体) | 60 |
| 関東大会本戦 Aグループ(都県予選1位代表) | 50 |
| 関東大会本戦 Bグループ(都県予選2位代表) | 40 |
| 2次予選(総体・選手権)/関東大会予選 | 35 |
| 各リーグ戦(プリンス・T1〜T5) | 30 |
| 1次予選(総体・選手権) | 20 |
| 支部予選(総体)/新人戦(地区大会) | 15 |
※ 総体(インターハイ)東京都予選は、支部予選 → 1次トーナメント → 2次トーナメント → 全国本戦 の順に勝ち上がります。 支部予選は都内を東・中・南・西の4支部に分けて行う最初のラウンドです。
※ 新人戦・総体支部予選は2026年度分から計算対象に加えています。
■ 本戦での敗戦について(減点なし)
関東大会本戦・全国総体(インターハイ)本戦・全国選手権本戦の3大会に限り、 敗戦してもポイントを減らしません(勝敗PTの下限を0とし、勝ち・引き分けは通常どおり加算)。 全国・関東の舞台へ勝ち上がったこと自体を評価し、格上との対戦による大きな失点を避けるためです。 これはFIFAランキングの「決勝トーナメントの敗戦では減点しない」考え方に準じています。
■ 不戦勝・棄権試合について(計算対象外)
相手チームの棄権による不戦勝は、ポイント計算の対象外とします。 勝った側にポイントを加算せず、棄権した側からも減点しません。
当サイトのポイントは、実際に行われた試合の結果から、そのチームの強さを推定するものです。 不戦勝には、どちらのチームの強さについての情報も含まれていません。 また棄権の理由は部員数など、ピッチ上の力とは別の事情であることがほとんどです。 この2つの理由から、ポイントを動かす根拠がないと判断しています。
これは、出場校数の関係で1回戦が免除されるチームにポイントを加算しないのと同じ考え方です。 トーナメント上は次の試合に進みますが、ポイントの上では「試合をしていない」ものとして扱い、 チームページの戦績にも掲載しません。
■ ランキング掲載対象について
ランキングには高等学校のサッカー部のみを掲載しています。 Jクラブ・民間クラブ提携のユースチームやセカンド(サード)チームは、対戦相手としてポイント計算に用いますが、順位表には掲載していません。
掲載の対象は、Tリーグ(T1〜T5)・プリンスリーグ・プレミアリーグに所属する高校です。 各地区のユースリーグにのみ所属する学校は、順位表には掲載していません (理由は次の項をご覧ください)。
ただし、2025年度以降に一度でもTリーグ以上を戦った学校は、その後Tリーグを離れても掲載を続けます。 Tリーグは毎年入れ替わりがあり、所属を外れた年に順位表から消えてしまうと、 積み上げてきたポイントの推移が追えなくなるためです。
なお、ポイントの計算そのものは掲載の有無と関係なく、対戦したすべてのチームについて行っています。 順位表に載っていない学校も、対戦相手として各校のポイントに影響しています。
■ 地区リーグの試合を計算に含めていない理由
当サイトが計算対象にしているのは、Tリーグ・プリンスリーグなどのリーグ戦と、 高体連が主催する大会(新人戦/総体=支部予選・1次・2次・全国本戦/選手権=1次・2次・全国本戦/関東大会=予選・本戦)です。
各地区のユースリーグ(地区リーグ)の試合は、計算に含めていません。
2026年度は、試合結果を公式サイトで掲出している地区と、そうでない地区があります。 掲出されている地区の学校だけ試合数とポイントが動き、そうでない地区の学校は年間を通して動かない—— という状態は公平ではないと考えるためです。 全地区の結果が同じように参照できるようになれば、計算対象に加えることを検討します。
そのため、地区リーグを実際に戦っている学校であっても、当サイトの「試合数」には 新人戦・総体支部予選・選手権1次予選などの結果だけが数えられています。 実際の年間試合数より少なく表示されますが、これは特定の学校を過小に扱っているのではなく、 全校に同じ基準を適用した結果です。
なお地区リーグへの所属は、初期ポイント(リーグ加点B)を決めるためだけに使っています (地区リーグ −200/地区リーグ外 −450)。所属そのものは強さの評価に反映されています。
■ 更新について
ランキングは、2025・2026年度の公式戦の結果をもとに算出しています。 新しい試合結果が入り次第、順次更新します。